ベーグルの発祥に関してはいくつかの説がありますが、ここでは最も信じられている説について紹介したいと思います。
ベーグルは1683年、オーストリア国王がトルコ軍の侵略から救ってくれた乗馬好きの皇帝ジャン・ソブレツキーを譛えて、馬の鐙(あぶみ)型のパンを贈ったのが始まりと言われています。オーストリアの言葉で鐙(あぶみ)はbeugel(ブーゲル)。これがベーグルの語源となったようです。
これを焼いたのはユダヤのパン職人ともウィーンのパン職人ともいわれています。
17世紀のユダヤの人々の間では、一度ゆでてから焼くパンを日曜の朝食に食べることが習慣になっていました。
ベーグルがポーランドに伝わると、子供の誕生祝いに「おしゃぶり(歯がため)」として使われました。
そして20世紀に入って、東欧からユダヤ系移民がニューヨークとその周辺、そしてカナダに渡り、ベーグルを紹介したのです。
今ではベーグルといえばNY!というほどニューヨーカーには欠かせない主食となっています。